今すぐ英語で稼ぐ実感できるスキルのフリーマケット。それがココナラ。
スキルを売る媒体を持たない個人が、今すぐ短期間でスキルをお金に換えられる場所としては、もっとも価値を実感できるサービスですが、反面、知らないと怖いこともあります。
それが、購入者とのトラブルです。
このページではココナラを使えば具体的にどんなトラブルに巻き込まれる可能性があるのか?そもそも、トラブルにならないために何をどう注意すればいいのか?
知っておいて損がない話を分かりやすくまとめています。あなたが英語のスキルを売るココナラの出品者となることを考えているなら、この話は要注目かも。
はじめに
まず最初にココナラで真っ先に頭に入れておきたいトラブル。それが、いわゆるクレーマーです。
ここで言っているのは、商品に問題があってクレームをつけてくる人の話ではありません。「確信犯的」にクレームをつけてくる、真正のクレーマーの話です。
あなたが何らかの手違いや、不誠実な対応によって購入者を怒らせてしまった場合。それはクレームではなく自己責任なので、誠実に対応するのが人としての態度です。
が、あなたが適正にサービスを提供しているにも関わらず、細かいところでイチャモンをつけ、サービスをタダにしてもらおうとしたり、それ以上の何かを引き出そうとする。
そんな悪質なクレーマーが存在しています。
まず知っておきたいのは、取引においては性善説ではなく、性悪説。すなわち「悪いお客がいる」という前提で、取引を行うことが大切です。
クレーマー3つの特徴
では一体どのような問題が起こるのか?
具体的には次の3点がポイントです。
1・過剰な要求をしてくる
2・小さなことで文句をつけてくる
3・あら捜ししてこちらを加害者に仕立ててくる
以下、詳しく説明します。
過剰な要求をしてくる
例えば、あなたがココナラで、英語→日本語もしくは日本語→英語への翻訳をするスキルを売っているとします。価格は英語なら1000単語で5000円の値付けをしています。納期は3日以内に設定しています。
そんなとき、ある顧客がサービスを申し込んできました。
まず申し込み後、そのお客は「私は急いでいるので、2日でお願いします」と要求してきます。「それで分かりました」と希望に答え最短最速。納品を完了します。
ところが、「品質がどうだ」などいちゃもんをつけてきます。そして、「仕事が気に食わないのでやり直してください」「返金してください!」など、ごちゃごちゃ言われることになります。
小さなことで文句をつけてくる
基本的に、価格が高い仕事ほど、注文者の要求も高く、高いレベルの仕事が求められるのは当然です。
が、価格とサービス内容が比例していない場合でも、クレーマーは小さいあらを探し、ごちゃごちゃ文句を言ってきます。そのやり取りで、精神的にガッツリ、削られることになります。
厄介なのが、納品後にごちゃごちゃケチをつけられ、「返金しろ!」と言ってくるタイプです。おまけに、最悪な評判をもらってしまうまでがお約束です。
あら捜ししてこちらを加害者に仕立ててくる
クレーマーの一番の特徴。それは異常なほど被害者意識が強いことです。つまり、「悪いのは全てあなたであり、私はあなたの犠牲者です」という立場でクレームをつけてきます。
正直、こういうタイプと遭遇してしまう可能性があるのがココナラの注意点で、この手の犠牲者意識の強い購入者をいかに近寄らせないか。最初の段階で工夫が必要です。
ではどうする?
以上、ココナラで出品すれば遭遇する可能性があるクレーマーの特徴についてご紹介しましたが、問題はどうすればいいのか、という話です。
あなたが、カスタマーセンター等で異常なクレーマーと遭遇した経験があるなら、「世の中にはこんなおかしい人がいるのですか?」という現実を経験済みなので、ココナラで遭遇しても、驚愕することはないかもしれません。
しかしもしあなたが、「注文してくれた人には誠心誠意対応したい!」という考えを持っているなら。その心意気は素晴らしいですが、その正しい心を踏みにじる人がいる、という現実を知っておくことが大切です。
そこで具体的にどうすればいいか。先の述べたとおり、「最初の段階」から、クレーマーを引き寄せない工夫が必要になります。
そのためにできるのがこちらです。
料金は同業の出品者より高めの設定をして「質」と「品質」をPRする
本当に身も蓋もない話ですが、価格と申し込んでくる人の質は基本的に比例します。すなわち、高額案件ほど、申し込む人の質が良く、些細なことでクレームをつけてくるような人はまれです。
逆に、価格の安さを訴求してサービスを販売すると、安さにつられて、クレーマーが寄ってくるリスクが激増します。もちろんそうでない人もいるのは当然です。あくまで、確率論的に、という話です。
なので、あなたが自分のスキルに自身を持ち、顧客に最大限の価値を提供する意思をお持ちなら。価格は高め。価格より、質や品質面をPRするのが安心です。
ただし、料金分の仕事は責任を持ってこなすのが当然の話なので、高い料金を設定するなら、しっかりその義務を果たす必要があります。
チャットorDMを利用する
こういう考え方はあまりないかもしれませんが、注文を受ける前にココナラではチャットやDM(ダイレクトメッセージ)で質問を受けることができます。
そこで、「購入する前にまずチャットかDMでご連絡ください」など、いきなり注文を受けず、やりとりで申し込んだ人のキャラを確認できれば、クレーマーの仕事を受けるリスクを抑えることができます。
やりとりしていれば、「この人はヤバいかも?」という片鱗をつかめる場合もあります。もちろん、最初の段階からそのヤバさをキャッチできない場合もあります。
とはいえ、何もやりとりがない状況で仕事を受けるより、はるかにマシなのは確かです。
嫌な感じがしたら断る
結局、これが最強のアンサーかもしれません。
理由は分かりませんが仕事が入ったとき、「この依頼はなんとなくイヤかも」と思う仕事があります。こういう話は信頼できないかもしれませんが、結構当たります。
なので、あなたのサービスを見てチャットをしてきた人に、なんとなくイヤな感じがしたとき。無理に仕事を受けなくてもいいかもしれません。
基本的に、ココナラは購入者より出品者が守られている場所です。依頼も簡単に断ることができますし、中途のキャンセルも容易です。
もちろん無責任な対応をしていれば自分のクビをしめるだけなのであれですが、なかには「この人はヤバいな」という事例も、実際にあります。
特にあなたが女性である場合、なおさらその点について、依頼者とのトラブルは注意が必要です。
もう既にココナラでクレーマーと遭遇してしまった場合は?
「ヤバそうな依頼は受けない。最初からスルーするのが吉」ということを書きましたがでは仕事を引き受けてしまったらなんとクレーマーだった。
そういう場合はどうすればいいか?まず最初にすべきは取引のキャンセルです。お金をもらうことはできませんが、キャンセルすれば理不尽な低評価をくらわず、クレーマーとの取引をキャンセルすることができます。
しかしもし取引してサービスを納品してしまったあと、「ここ直してください」など、グジグジネチネチ粘着されたら。最悪の場合、強制終了するのがおすすめです。
この場合、低評価されるのはお約束ですが、一つの学びとして、今後の参考にするのが健全です。また、きちんと「こういうことがありました」という事後報告をココナラの運営側に伝えておくことが大切です。
しかしこう書いていると、やはりココナラは良い面と悪い面があることは確かです。問題が起こったとき。それなりにストレスは発生することを想定しておくことが大切です。
まとめ
以上、長くなってしまいましたが、ココナラを利用する上で知っておきたいトラブルの話についてご紹介しました。
ココナラでサービスを売る以上、おかしな購入者と遭遇する可能性は必ずあります。
そして、「購入者のなかにはクレーマーがいる」ということを意識していないと、万が一遭遇したとき。ココナラから引退し、英語で稼ぐチャンスそのものをあきらめてしまうような、ストレスを受ける可能性があります。
だからこそ、こういうネガティブな話はあまりすべきではないかもしれませんが、実際そこにある現実として、知っておく価値があります。
ココナラを利用した場合、あなたはお客を選ぶことができます。
もちろん、あなたはお客に対して約束したサービスを提供する義務があります。ただし、約束した以上のことをする義務も、ありません。
この点、上手くココナラを利用して、可能な限りストレスのないサービスの提供を心がけることが大切です。
参考になれば幸いです。