既存の英会話教室のシステムやノウハウを利用して開業できるフランチャイズ。ゼロから教室を開くより簡単で儲かるように思いますが、人には向き不向きがあります。
そこでこのページでは、英会話教室のフランチャイズに向いていない人の特徴を明らかにした上で、安全な未来を選択できる提案をします。
一度ハンコを押してしまえば、もう後戻りはできません。ぜひ、後悔しない未来を、選択することをおすすめします。
→英会話教室のフランチャイズに参加するメリット&デメリットはこちら
フランチャイズに参加しない方がいい人
まず結論から言って、あなた自身が英会話教室の経営について、すべての面で決定権を持ちたい場合、フランチャイズへの参加はやめた方がいいでしょう。
なぜか。
フランチャイズの本質は、有名企業の看板を借りるかわりに、本部の意思に従わなければいけない契約だからです。
有名英会話教室が何十年かけて蓄積してきたノウハウを利用できる。ブランド力を利用することができる。
そのかわり、本部の言うことは絶対。契約の詳細は会社によって様々ですが、本部の優先的地位に関する趣旨の話が、必ず記載されているはずです。
それはすなわち、「あなたに看板をお貸ししますが、我々本部の方針に従ってください」ということを意味します。
そのため、あなたが生徒の集客。英語習得のメソッド。教室運営の方針。オーナーとして、あらゆる面であなた自身の考え方や価値観を全面に出したいなら。
フランチャイズ契約は、それを拒む楔となるでしょう。
問題は生徒集め!
英会話教室の運営といっても、規模はそれぞれですが、個人でゼロから立ち上げ成功する人は成功します。
逆に、「フランチャイズだから安心」と本部に依存してしまう人は、参加しても期待する結果を得ることが難しい話です。
なぜなら現在、英会話ビジネスはいたるところにあります。
従来の英会話教室からオンライン型のスクール。短期集中の英語パーソナルトレーニングジム。消費者としては、選択肢はたくさんあります。
このため、大手でさえ「黙ってても生徒が集まる」など、余裕をこけない時代です。生徒を獲得するために資金を投じ、集客活動をしています。
逆に言えば、あなたが個人で英会話教室を開くにしても、結局大切なのは生徒が集まるかどうか。
それさえできれば極論、フランチャイズや個人経営関係なく、英会話ビジネスに成功することができます。
参加するなら口を出されることを覚悟の上で
フランチャイズとして英会話教室を開業する場合は、教材はもちろんのこと講師の選定、レッスン料、あらゆる面で本部が介入してきます。
また、上納金を支払うだけでなく、フランチャイズ店として本部の研修等に参加して、お金を払う必要もあります。
この構造を見て「ピン!」と来た方はビジネスの仕組みそのものに意識が向いているので、フランチャイズではなく、ご自身で教室を開業して、経営された方がいいでしょう。
黙っていても生徒が集まって本部が儲かるなら、基本的に全店舗、すべての教室を直営店にすればいいだけの話です。
教室経営の主体的な存在として、ご自身の影響力を発揮して、理想的な英会話教室を開きたい。それならなおさら、フランチャイズは向いていません。
生徒集客のめどをつけたのち、ご自身の教室を開業することで、責任とやりがいを持った、英会話教室運営を開始することができます。
もちろん、ウェブサイトの作成や講師の採用、レッスンプランの制定など、ゼロからやることはたくさんあります。その点、ご自身でこだわりを持っているかどうか。そして自分の考え。価値観を押し出したいか。
結局はそこが、一番大切です。
英会話教室のフランチャイズに向いていない人
・理想の英会話教室像を明確に持っている方
・講師採用や英語教育メソッドに独自のこだわりをもっている方
・英会話教室オーナーとして「すべて」の面で決定権を持ちたい方
最後に
フランチャイズは「既にあるシステム」をお金を払って利用するビジネスです。
そのため、向いている人向いていない人が必ずいます。英会話教室を開きたい人すべてが、フランチャイズが向いているわけではありません。
なにより、フランチャイズに参加したからといって、最低売上が保証されるわけでもありません。結局は集客の問題になってくるので、それならいっそ、ゼロからオリジナルで勝負した方が、将来的な発展が見込める可能性があります。
「フランチャイズ契約は向いていない!」と思ったら、選択肢は他にもあります。ぜひ、あなた自身が将来に対して満足できること。そして後悔しない選択を選ぶことが大切です。
フランチャイズに向いているか向いていないか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。