個人でストレスなく稼ぐなら「実績」はPRしない方がいい話

お金を見せびらかす人

この記事では自分のスキルを売ってお金を稼ぎたい方向け、少し変わった話をしています。一体何の話なのかというと、いわゆる「実績」をPRすることのメリット。そしてデメリットの話です。

もしあなたがマーケティング等で「反応率」の話を勉強しているならご存知だと思いますが、「私はこれで結果を出しています」という実績をPRすることはとても重要です。

例えば、あなたが英語を誰かに習いたい場合。

・「私は英語講師として指導歴○年です。今まで生徒△△△人をTOEICXXX点にしてきました!」

と過去の実績を提示している人とそうでない人。「どちらかを選ぶなら、どちらを選んでしまうか?」ということを考えれば、わかりやすい話だと思います。

とはいえ私はここで、「だからあなたも実績を全面にPRしたほうがいいですよ」という話をしたいわけではありません。なぜなら必ずしも反応率を高めることが、全面的なプラスになるわけではないからです。

そこでこのページでは、その点についてちょっと変わった見方をご提示します。大切なのはあなたがどんな価値観を持って自分で稼ぐビジネスに取り組むか。それを考えるきっかけにしていてください。

はじめに

申し込み率は高ければ高いほうがいい。売上は多いほうがいい。それが一般的な考え方です。

すなわち、広告を打てば1件より5件。5件より10件。申し込みが多ければ多いほど、売上げアップ。儲かって幸せ、と考えるのが普通です。

そのため、名もない個人が自分という人間を商品化してサービスをPRする場合。

「あなたが私のサービスを申し込めば、あなたにこのような得があります。私は過去にこのような実績を築いてきたので、私のことを信用しても大丈夫です」とPRすることによって、売上を積み重ねていくことができます。

なので、「売上」「儲け」という視点だけで見れば、自分の実績をPRして「私はここがすごいです」という側面を知ってもらうことは集客においてとても大切なポイントになります。

あなたが1にも2にも売上を出したい場合。「稼げる人が正義でしょう」という価値観をお持ちの場合。実績を全面に出していくことは適切なto doとなるでしょう。

売上が多い方が幸せ?

とはいえ、あなたも気づいているかもしれませんが、私はそのようなことを一切していません。いくら英語ビジネスで稼いでいるとか、そういった話は意図してしないようにしています。

そして、「私のサービスを利用してもあなたが成功することを保証していません」など、反応率が下がる「都合が悪いこと」を最初にお伝えしています。

コンバージョンを追求する施策としては不適切なのですが、それでもこの方法を採用しているのには理由があります。

それは「本当に自分のサービスを必要とする人」だけに過剰な期待を煽らず、かつこれから述べる諸々の悪影響を受けず、ストレスなくサービスを提供したいと考えているからです。

ではなぜそんなことをしているのかというと、「個人で」ビジネスをする場合に大切なのは自分にとって本当に必要な収入を知り「足るを知る」だと考えています。

そのため、必ずしもお客の「数」や「儲け」のみを追い求めることが、人生の幸せにはつながらないと考えています。

かんたんに言うと、ビジネスがうまくいっても人生がストレスまみれ。不幸になってしまったら意味がない、と思っています。

PRするなら控えめに

自分を露出し、強みや実績を強く訴求すること。それはいわば、自分に光を当てる作業です。光が当たれば影が生じます。そして光を強く当てれば当てるほど。その影は濃くなります。

例えばあなたが「稼ぐ系」の話に興味をお持ちであるなら、YouTubeやSNSで、「私はこれくらい稼いでいます」と堂々と宣言し、実績をPRされている方々がたくさんいることを、ご存知だと思います。

「私は具体的にこれだけ稼いでいます」ということをPRすれば「この人はこんなにも稼いでいるのか。なら自分もそうなれるかも?」という人々に注目されやすくなるので、露出度に応じて申し込みも増えるでしょう。

一方で実績がひと目につけばつくほど。人のネガティブな注目も集めることになるという、デメリットもついてきます。

「稼ぐ」という話題は日本においてとてもデリケートな話です。

そこで「私はこんな実績があります。だからあなたも私と同じように儲かります」と人の射幸心を刺激していればどうなるか?ストレートに言うと嫉妬で足を引っ張られるリスクが高まります。

その具体的なマイナスについてここでは書きませんが、人生において様々な「副作用」を実感することでしょう。

もちろん多少のPRはOK。ただしするにしても「反感」を買い過ぎないことを意識して、控えめに記載することが大切です。

具体的な話について聞きたい方は月2回の電話相談時にお知らせください。

これが弊害の一つ

加えて、もう一つ注意を促したいのは、「私はこれだけ稼いでいます」という点を訴求することは、いともかんたんに、あなたが他人との比較に巻き込まれることを意味します。

例えばTOEICを例にすると分かりやすいでしょう。

あなたは900点のスコアを所持していて、「TOEIC900点です!」と訴求すれば。それは十分すごい数字ですが、「あの先生は910点ですよ」と思われます。

つまり数字をPRしている限り、あなたのサービスは常にライバルと比較され続けるだけでなく数字で選ぶお客を引き寄せます。その結果「あなた」が提供しているサービスを受けたいお客を遠ざけてしまいます。

数字で選ぶ人は常に、あっちへ行ったりこっちへ行ったり、自分が「得」をする方へいきます。そのようなお客の対応に追われて続けている限り、常に疲弊する運命が待ち受けています。

ポイントは比較されない存在になること

ではどうするか?

大切なのはあなたを他の誰かと比較可能な対象にするのではなく、「あなただからこそお願いしたい!」と思われる存在になることです。

そのために大切なのが、「私はこんなにもすごいです」という実績や数字をPRするのではなく、あなたがサービスを通じて提供しようとしている理念を、あなたの言葉で伝えていくことです。

そこであなたが本当に価値を伝えたい人。そうでない人。対象のお客を明確化して不必要に反応率をアップさせないことが大切になってきます。

集客においては、キャッチな言葉をあえて使わない。「この言葉で申し込ませる!」という表現を使わない。

その上で「私のサービスを受ければあなたはこのような得をします」という期待値を高めない。むしろ「あなた次第です」と期待値を限りなくゼロにする。

このような工夫によって、「本当にあなたのサービスを受けたい人」だけを集客することができます。その結果、反応率は確実に下がります。

そのためあなたが「1にも2にも売上!今すぐお金が欲しいです」という場合はこの話は無視してかまいません。

無理なく幸せにお金を稼ぐ

一方あなたが、「私は月にこれだけ稼げればいいです。ストレスなく仕事して、お客さんに喜んで欲しいです」という場合。無理に実績をPRして反応率を強化する必要はないかもしれません。

集客に時間はかかりますがあなたの価値観。考え方を丁寧に伝えていくことによって、少しづつ、あなたに共鳴する人が増えてきます。

するとどうなるか?最初からあなたの価値観や方針を知った上でサービスに申し込んでくれるので、ストレスがありません。なぜなら最初から「共通の認識」を持っているからです。

そのため、あなたはストレスなく仕事をし、価値を提供し、ゆっくり着実に、ビジネスに取り組むことができます。

企業においては「集客強化」の活動はやむを得ないところがありますが、個人で稼ぐなら話は別です。「足るを知る」で本当にあなたがいくらお金が必要なのか?

それを知った上で必要なお客の数を想定し、ビジネスをストレスなく続けていくことができる仕組みを作っておくことによって、必要なお金を稼ぎ、喜ばれ、ビジネスを継続していくことができます。

さらに情報を付け加えるなら、今後の時代の流れとしては「私はこれだけ稼げているのでスゴイです」という価値観を持つことは時代の流れに逆行していくことになります。

詳しい話は不定期の配信メールでお伝えさせていただきますので、そちらをお読みください。

まとめ

以上、長くなってしまったので最後にまとめです。

あなたが「1にも2にも売上。人から注目されてたくさんお客を獲得したい!」という場合、あなたが今までどのような実績を築いてきたのか?具体的な数値等でそれをPRすることは、集客において重要です。

しかしそれには副作用があります。なので、あなたが自分の人生を大きく揺るがせることなく、無理なくストレスなくビジネスをして収入を増やしたいと考えているなら。

本来あなたのサービスを必要としていない人に「注目されない」ための方法を考えていくことが大切です。そのため、必要以上目立たない。実績をPRしない。そんな逆転の発想があります。

求めるのは大成功ではなく、小さく、そして幸せな暮らし。そんな方は頭の片隅にでも入れておいてください。

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